新時代のボディコーティング剤CELT(ケルト)を取り扱う日本重工業は、特別列車「なごみ」を始めとする列車の外装修復やメンテナンスを手がけてきた。その実績に裏付けされた高い技術力とまったく新しいタイプのボディコーティング剤をひっさげ、自動車コーティング界に参入してきたのだ。
最大のポイントは、一般的なコーティング剤が2液性であるのに対し、CELTは1液性であるということ。しかも皮膜の厚さが通常のコーティング剤よりも厚いため、ボディの保護効果が高いという利点がある。
通常のコーティング剤の5倍(5ミクロン)の厚みを誇る「CELT」のコーティング膜保証は、なんと5年の長期にわたる。
リーズナブルな「CELT BLUE」でも3ミクロンの厚さを実現して3年間の保証が付く。ただし、定期的なメンテナンスを行うことが長期間皮膜を維持するための条件だ。
ふたつめのポイントが、ガラスとタイヤ以外の部分のあらゆる場所に施工することができる点。写真で紹介している部分すべて施工可能で、従来のコーティング剤の概念を大きく覆した。
完全予約制の出張施工としているため、従来のボディコーティングのように車両を数日間預ける必要がない。
しかも、下地処理から仕上げまで、たったの1日(諸条件あり)。これだけで、定期的なメンテナンスさえ行えば長期間の効果が維持できる。
車両全体をきれいに洗った後、ガラス部分など施工しないところをマスキングしていく。
微細なコンパウンドを使ってボディを磨く。
特別列車「なごみ」のメンテを手がける熟練の技術が光る部分。
マイクロファイバーの専用具にてCELTを塗布していく。
塗り漏れのないよう、細心の注意が払われる。
塗布後、しばらく放置して乾くのを待つ。ここまでの作業時間は約半日。
コーティング剤が乾いて硬化したのを確認後、専用の布で拭き取っていく。
時間が経つごとにコーティングの深みが増していく。
なるべくなら施工後48時間は汚れたり濡れたりしないよう安静(?)にしておきたい。
完全に硬化した状態で、鉛筆にたとえると6Hの硬さになるという。
光沢具合の違いは一目瞭然。ボディの下地処理技術とCELTの素材硬化によって、愛車の輝きが見違えるようになる。
施工前
施工後
撥水効果を維持するための定期的なメンテナンスは、半年に1回を推奨している。費用は1回につき数千円(車種によって違いあり)。普段の洗車は水洗いだけでOK。洗車機に入れても大丈夫なので、ずぼらな人にこそオススメ。持続力が長いので、トータル的なコストを考えると、かなりお得といえる。
全長4600mm未満のランサーエボリューション全モデルの施工料金は、以下のとおり。
車両状態 | 種類 | 仕様 | 定価 |
---|---|---|---|
新車 | CELT | 一般仕様 | 70,000円 |
寒冷地仕様 | 75,000円 | ||
CELT BLUE | 一般仕様 | 55,000円 | |
寒冷地仕様 | 60,000円 | ||
中古車 | CELT | 一般仕様 | 85,000円 |
寒冷地仕様 | 90,000円 | ||
CELT BLUE | 一般仕様 | 75,000円 | |
寒冷地仕様 | 80,000円 |