今までFJ、F3、F3000、グループAやN1耐久(現スーパー耐久)からJTCC、スーパーGTと、さまざまなカテゴリーに参戦してきた。2006年はJLOCからムルシエラゴR-GTでスーパーGTのGT300にエントリー。そしてスーパー耐久では、ST2クラスにシーケンシャル・エンドレス座間ランサーで参戦。最終戦のもてぎでは見事優勝したのだ。
さて、エボといえば4G63。じつはこのエンジン、自分なりに深い思い入れがあったりする。
というのも、オレが18歳になって最初に買ったクルマがギャランGTO-MRという超レア車(生産台数600台)で、当時は珍しかったツインカムエンジン(4G32)を搭載していた。
1.6Lで125馬力を絞り出し、テンロククラスのマシンでは最高出力・最高トルクを誇る、三菱で唯一のスポーツモデルだったわけ。
当時65万円の現金でこの中古車を購入したオレは、当然のようにフルチューンして、夜な夜な走りまわっていたよ。
現エボに載っている4G63は、ギャランGTO-MRの4G32から三菱スピリッツを受け継いだといっても過言じゃない。そんなエンジンの載っかったエボでレースをしているというのは、何かドラマチックなものを感じてしまうな。
また、レースだけでなくチューンドカーのタイムアタックでは、HKS関西、トライアル鳥取、オリジナルランデュース・・・などを担当させてもらっている。それぞれの仕様は違えど、乗っていて全体的にいえるのは、「エボはローコストで速くすることのできるすばらしいマシン」ということだね。
ランエボマガジンVol.27より抜粋
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