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極限レベルで走らせているからこそわかる エボの隠れた魅力をドライバーが語る

ラリードライバー 石田 正史

「とにかく続けることだよ
ショップもラリーも、と言われて・・・」

ラリー歴30年というベテランがランエボにたどり着いた理由は?
競技とショップとを両立させている石田流ラリーの魅力
(C)ランサーエボリューションマガジン

「ボクはランエボはもちろんだけど、その前にじつはGC8インプレッサにも乗っていたことがあってね。どちらかというと、エボのほうがストレスなく走れる。インプレッサはリヤがストラットで動きがいいし、前後バランスに優れている。ただ、あるところからグリップ力が落ちて、リヤが出るような動きがあるほうが、FRに乗ってきた感覚で走れる。そんなフィーリングがボクの走り方に合っていると思ったから、それからずっとランエボに乗り続けている。」

そんな石田さんにとって、電子デバイスはどのように影響しているのだろうか?
「インプレッサのDCデフは、当時まだ容量が小さくて、とてもじゃないが、電子でフル制御させるのが難しかった。むしろ、固定のままにしておいたほうが走りやすいくらいだったほど。
でも、ランエボのACDについては、速い段階でコンピュータによるセッティングができたから、ドライバーの好み、走りのステージに合わせることができた。

今でも忘れられないんだけど、キャロッセの加勢社長(故人)が、『石田クン、とにかく続けることだよ。ショップもラリーも続けることが大事。うち(キャロッセ)だって、商売が悪いときはチーム活動を休んだりして続けてきた。とにかく続けること。続けていればチャンスは絶対くるから』という言葉。
今シーズン調子がいいのは、この続けてきたおかげのチャンスがきたって感じがしているんだ(笑)」

ノリノリの石田ドライバー、次はラリージャパンだ。
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