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極限レベルで走らせているからこそわかる エボの隠れた魅力をドライバーが語る

ラリードライバー 石田 雅之

ラリーはクルマが75、ドライバーが25
ランサーエボリューションは優れた75です

普段はトヨタ系ブランドとして有名なC-ONEモータースポーツ店長 ラリーではエボのステアリングを握る石田選手が、これまでを振り返る
(C)ランサーエボリューションマガジン

自分は長年セリカで全日本ラリーを戦っていましたが、1999年にセリカのフルモデルチェンジがあり、2L4駆ターボがなくなってしまったんです。そこで2000〜2001年はZZT230セリカを使い、当時の2輪駆動部門に参戦しました。

おかげさまで2001年はシリーズチャンピオンを獲得したのですが、やはりラリーのトップカテゴリーは4駆。トヨタさんとブリヂストンさんの了解を得て、ランエボにスイッチしました。じつはインプレッサもテストをしたんですけどね(笑)

ランサーに乗り替えたときは、なんて懐の深いクルマだろうと思いました。とにかく乗りやすい。そして壊れない。この2点はラリーを戦ううえで本当に重要なことなんです。その後、グループN規定が適用され、リストリクターを装着することになるんですが、そういった特性に変化はありませんでした。でも車重が増えて、ピークパワーが落ちたので、むだはできるだけ省くドライビングが必要になりましたね。たとえば、むだにエンジンの回転を上げない、むだにクルマにスライドさせない

(中略)マラソンや水泳といった道具を使わないスポーツは基本的に若い人が活躍しますよね。それがバットやグローブを使う野球などになると40歳くらいまで頑張れたりもします。道具が増える、複雑化すると、年をとっても戦えたりするんですね。

ボクも今年で48歳。ランサーという優れた75%を伸ばして頑張りますよ。ゴルフでおじさんが高級グラブを使って若者をたたきのめすようなものですか(笑)

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