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極限レベルで走らせているからこそわかる エボの隠れた魅力をドライバーが語る

ラリードライバー 奴田原文雄

エボXの戦闘力に不安なし
狙うはPWRC&全日本のダブルタイトル!

PWRCと全日本ラリーとを掛け持ち、国内外を駆け回る
ランエボマイスターの現状を自ら振り返ってもらった
(C)ランサーエボリューションマガジン

奴田原文雄選手については、エボマガ読者にはもはや説明不要だろう。歴代ランエボを駆り、WRCから全日本まで活躍するプロラリードライバー。しかし、今年よりWRCにワンメイクタイヤ制が導入され、一時は参戦すら危ぶまれた。無事アルゼンチンで走る姿を目にして、安心したファンも多いだろう。

「今までボクは、『ADVAN』の看板を背負い、アドバンピアラリーチームのドライバーとしてPWRCに参戦してきました。今年からピレリタイヤのワンメイクとなったのですが、関係者みなさまのご尽力により、例年どおりアドバンピアラリーチームとして走ることになります」

奴田原選手にとってのPWRC初戦はアルゼンチン。ピレリを履いての初ラリーは、4位という結果だった。
「ピレリタイヤのデータがなくてね。ぶっつけ本番で走ったんです。そしたらもう、石のように硬いタイヤで、ハンドリングもダルいしグリップもしない。でも、それは当然。このタイヤはWRカーのものと同じなんです。WRカーのパワー、ハンドリングに合わせて作られたタイヤ。だからグループNに履かせると、うまくマッチングしない。どのチームも悩んでましたよ」

そんな奴田原選手に今年のライバルについて訪ねた。
「やはりPWRCは新井選手でしょうね。でもこれはボクだけでなく、ほかのPWRC選手も同様に新井選手のタイムをターゲットに据えてます」

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