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エボガールが行く!ジムカーナチャレンジ日記

第3回(2011/7/26更新)

トラウマに悩まされた前回大会
今回はエボIXがエンジントラブルで戦線離脱の危機!
急遽エボXを引っ張り出してチューニングするも結果はいかに!?

(C)ランサーエボリューションマガジン

初めてのトラウマを味わった第2戦。次の第3戦はしっかりトラウマを克服して試合に臨む予定でしたが、本番の1週間前に今まで使用していた友人のエボIXにエンジントラブルが発生! 第3戦は不参加となっていましました……。エボIXのエンジンもすぐに直せそうにもなく、このままじゃ第4戦もお休みになってしまう。それどころかヘタしたら今シーズン自体、参加が困難な危機的状況に。

頭を抱えどうしようか悩んだ結果、以前使用していたけど今までお蔵入りしていた自分のエボXを使うしかないという結論になりました。しかし現在、エボXはデフとクラッチ以外はノーマル。このままじゃとても走れる状態じゃない。かといって、エボIXの前回のミッショントラブルと、今回のエンジンの修理でエボXに回す改造費はないに等しい……。

悩みに悩んだ結果、エボXにダウンサスを組み込むことにしました。エボXの純正のショックアブソーバーはいい動きをしてくれるから、あとは車高を下げてロールを減らしたら、少しはそれなりに走れる状態になるはず!と信じて、ダウンサスに交換することに。節約のために、部品は通販、取り付けはDIY。取り付け時には可能な限りキャンバーをつけて、ついでにスタビブラケットもアジャスター付きの社外品に交換して、作業は終了。

これでクルマがどれほど変わるか楽しみ! でも、不安のほうが大きいかな? いくら自分のクルマとはいえ、これでいきなり本番を走るのは不安が残るので、本番前にミニサーキットで練習してみることにしました。その結果……、予想以上にクルマの動きがよくなっていました! これならイケる!と言いたいところですが、実際にジムカーナコースを走ってみないと不安な気持ちは変わりません。

(C)ランサーエボリューションマガジン

そして迎えた試合当日。コースは鈴鹿南、天気は晴れ。今回は試合前にテストランができるので、クルマの動きを再確認するためにも思いっきり走ろう!と思って気合いを入れて走ったら、第1コーナーでいきなりハーフスピン。タイヤの皮むきをすっかり忘れてしまって、リアがおもいっきり滑って回ってしまいました。

でも、さほど動揺することもなく冷静に対処できました。1カ月間近く走っていない間に前回のトラウマは自然と克復されていたみたいです。その後もできるだけ力いっぱい走りましたが、クルマの仕様が違うせいか、力が入りすぎているせいか、いまいちリズムに乗れない気がする。私、大丈夫なのか?と心配をしてしまいましたが、ここまできたら走るしかないので本番も頑張って走りました!

その結果、1本目はやっぱりリズムがちょっと変だったけど、とくに問題なく走れました。でも、相変わらす細かいところはちょっと厳しい……。ターンもサイドブレーキが甘く、まったくロックしませんでした。ターンが苦手なのはいつものことだけど、ここまでロックしないのはおかしいなぁと思い、パドックに帰ってから見てみたら、片側のブレーキシューがほとんど機能していませんでした(汗)。2本目の走行までに急いで直して、いざターンに再挑戦!

テストも含めこのコースを走るのは3回目になるから、さすがにリズムもだいぶつかめてきて、気持ちよく走れました! 肝心のターンですが、タイヤはしっかりロックするようになったものの、リアタイヤが全然スライドしてくれない。それなのに、S字ではリアが予想以上に滑って、またスピンするかとヒヤっとしたところも。

原因のひとつはきっと私の操作にあるのだろうけれど、ダウンサスを入れただけのノーマルの足まわりにSタイヤは粘りすぎる気がしました。今回の走りからいろいろ考えた結果、Sタイヤにクルマの仕様が追いついていないようなので、次戦はクルマのバージョンアップと私のウデに合ったラジアルタイヤで挑戦しようと思います。くやし~! だけどまだまだ頑張るよ!

小関あつみ

小関あつみ
Ozeki Atsumi

1986年2月18日生まれ。ブラジルで生まれ、三重県で育った日本とイタリアのハーフ。ある日、ランエボを目撃してひと目ぼれ。お世話になっているショップ「HIR」の提案を受け、エボⅩを購入。初心者ながら2010年からジムカーナの地区戦と全日本戦に挑戦。

EVOgirl http://www.geocities.jp/evo_girl6

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