トップページチョイ読みコラム>エボガールが行く!ジムカーナチャレンジ日記
エボガールが行く!ジムカーナチャレンジ日記

第4回(2011/9/27更新)

まだまだ熟成が必要なエボX
足まわりのセッティングを繰り返し、練習あるのみ!

(C)ランサーエボリューションマガジン

エボ10で新たなるスタートを切った前戦。まだ少し乗り慣れないエボXを次戦までに少しでも乗りこなすために練習しようと思っていましたが、スケジュールが合わず、結局何もできず迎えてしまった第5戦。

唯一できたことはSタイヤから、ラジアルタイヤに履き替えたことくらい。ラジアルタイヤも不慣れなので、今回はひさしぶりに師匠とダブルエントリーすることになりました。これならアドバイスをもらえられるから、だいぶ勇気がわいてきます! でも、ちゃんと走れるかはやっぱり不安……。今回もこんな調子でいざ1本目スタート!

まずは師匠からアタック。何かヒントをつかめないかと師匠の走りを研究してみましたが、師匠ですら少し苦戦気味。それでも師匠ですから難なく走りきってしまうからさすがです。でも、走行を終えた師匠がひと言「厳しいね……」とのことです。私の抱えていた少ない希望はいっきにしぼんでしまいました。

上級者が苦労するってことは私はどうなってしまうのだろう(笑)。でも厳しくてもできるとこまでやってやる! そう気合いを入れて力いっぱい走ってきました。結果は予想どおり、全然走れませんでした(涙)。ラジアルタイヤになってもやっぱりターンでリアがグリップしてしまう。それ以外はラジアルタイヤのおかげでクルマの動きもわかりやすくはなっていたけど、ダウンサスで仕上げた即席の足まわりが原因でクルマが暴れやすくてアクセルを踏むのが怖いんです。前回の鈴鹿南と違って、今回は名阪でかなりテクニカルなコースだから、不安定な挙動がモロにでてしまう。

2本目の走行も同じような感じで、満足のいく走りができませんでした。今回の試合はあまりにも元気のない走りだったので、まわりの選手からも心配されたくらい(汗)。このまま次の試合に出ても同じ結果になるだけなので、次の試合はお休みをさせていただくことにしました。そのかわり、練習会でバッチリ練習すると決めました。

(C)ランサーエボリューションマガジン

練習の前にエボの足がもう少しいい動きをしてくれるようにリアスタビの調整、サイドブレーキの引きしろも調整して、後は効果があることを祈って練習あるのみ。練習も最初は試合と同じように、アクセルは踏めないし、ターンもできなかったけど、少しずつ今のエボの動きがわかってきました。リアスタビが少し効いているおかげでターンで変にグリップすることもなくなりました。でも、まだ何がダメなのかがわからない……。

もしかして、腕力?と思い、次は力の入れ方に集中してターンをしてみたらうまくいきました! この動きか!とやっと自分のクルマを理解できたみたいです。やっぱり力が足りなかったのです。ただ、ボディの剛性を上げていないのでサイドブレーキの効き始めがワンテンポ遅れて感じるのですが、これでやっと壁をひとつ越えられた気がする。そのあとはかなりの確率でターンができるようになりました。でも、360度のターンはまだ難しい……。180度までは回せても、そのあとが続かない。


日も暮れてきて、タイヤもなくなってきて少しあきらめモードになりつつある私。今日はこれで終わりにしよう。そう決めて走ってきた最後の1本。気合を入れすぎてパイロン踏んだり、ちょっと突っ込み気味だったけど、やっとクルマの動きがわかってきたからすごく楽しい! ターンも見事に決まって、そのままの勢いで最後の360度ターンに進入。今までなら途中でスライドが終わってしまうのだけれど、今回は止まる気配がない。これはもしや?行ける?ハンドルをキープしたままアクセルを踏んでみたら、360度回れました!最後はテンションが上がってステアリングを戻し忘れてしまい、パイロンにぶつけそうにもなったけど、なんとか回れました。この感覚を絶対に忘れないようにして次の試合で生かそう。次の試合は好きなコースだけど、ちょっと苦手な鈴鹿南。とにかくこの調子で頑張るぞー!

(C)ランサーエボリューションマガジン
小関あつみ

小関あつみ
Ozeki Atsumi

1986年2月18日生まれ。ブラジルで生まれ、三重県で育った日本とイタリアのハーフ。ある日、ランエボを目撃してひと目ぼれ。お世話になっているショップ「HIR」の提案を受け、エボⅩを購入。初心者ながら2010年からジムカーナの地区戦と全日本戦に挑戦。

EVOgirl http://www.geocities.jp/evo_girl6

↑ページの上へ