全日本2戦を終えて、自分の実力の足りなさがハッキリとわかったので、しばらくは地方戦でしっかりと修業を積むことにした私。
全日本でのPN3クラスは全日本のみ適用の車両区分であり、地方戦では、PN車両より改造範囲が大きいN車両と同じクラスのNPN4クラスか、Lクラス(レディースクラス)でしかエントリーできなくて、NPN4はレベルがあまりにも違うので、レディースクラスにエントリーすることにしました。
ということは、まわりが同じ女性である以上「女だからできない」って言い訳ができなくなりますね。それに、普段はお友達とはいえ、同じ女性ドライバーなので過敏にライバル意識を抱いてしまいます。全日本だとまわりが男性ばかりなので逆に開き直って、ほとんどライバル意識なんて覚えないのに、なんかちょっと不思議。自分も女だな~と、変なところで実感してしまう(笑)。
走るからには少しでもあこがれの先輩たちに近づきたい!と、気合いを入れ迎えた地方戦デビュー。デビューする順番が間違っていたような気がするけど、気にしない気にしない(笑)。コースは鈴鹿南。まともに走ったことがないコースですが、今回の私は違うよ。鈴鹿といえば地元のコースなのだ!
ということで前日にちゃっかり練習してきました。練習といっても、コースなりに走るだけで、ターンセクションは基本的にありません。ターンがなくてもいきなり本番よりはマシでしょ?と思って練習したのですが、甘かった……。
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小関あつみ
Ozeki Atsumi
1986年2月18日生まれ。ブラジルで生まれ、三重県で育った日本とイタリアのハーフ。ある日、ランエボを目撃してひと目ぼれ。お世話になっているショップ「HIR」の提案を受け、エボⅩを購入。初心者ながら2010年からジムカーナの地区戦と全日本戦に挑戦。