三月上旬に、ラリーアートの営業縮小のニュースが、舞い込んできました。これまで、三菱自動車がさまざまなカテゴリーのレースに与えてきた影響や功績を考えると、非常に残念で仕方ありません。
われらクスコチームとしては、これからは三菱系チームを代表するつもりで、エボXをさらにパフォーマンスアップさせながら、今シーズンも全開で戦おうと思います。
さて、今年のクスコワールドラリーチームの体制は、昨年同様、柳沢・中原選手組と、炭山・加勢選手組の2台体制です。ランサーエボリューションX・ヨコハマタイヤの組み合わせで、今年もAPRC(アジパシ)を走ります。
初戦は4月末の灼熱のラリー、マレーシアです。すでに4月初旬には、ラリーカーを積んだコンテナが日本から出発しています。
現時点での参戦予定は、マレーシア・北海道・中国のアジアカップは決定。ちなみにニュージーランドとオーストラリアは、スポンサーが決定次第参戦する予定です。なお現在もスポンサーを募集中ですので、みなさまよろしくお願いしま~す(笑)。
今年は、田口勝彦選手、アリスター・マクレー選手といった強豪に加え、元スバルワークスのクリス・アトキンソン選手も、プロトンS2000からエントリーしてきましたので、昨年以上の激戦となるのが容易に想像できます。クスコチームのエボXも、33φリストリクターを装着したことにより、昨年より格段に扱いやすくパワフルになっていますので、かなりいい勝負ができると思います。
ここで掲載している内容は、エボマガ紙面から一部内容を抜粋して掲載しています。「もっと読みたい!」というひとは、ぜひ本誌もチェックしてね! »
長瀬 努
Nagase Tsutomu
クスコワールドラリーチーム監督
昭和36年7月26日生まれのO型。群馬県出身。1989年キャロッセに入社し、メカニック・営業・開発工場工場長を経て現在代表取締役社長。ドライバーとしては、全日本ジムカーナC1クラスの90年92年99年で全日本チャンピオンを獲得。好きな食べ物は高カロリーな食品で、嫌いな食べ物はヘルシーな食品とわかりやすい。