全日本ダートでランエボを駆るドライバーとして、そしてチューナーとして4G63にたずさわる炭山さんが登場だ。
全日本ダートラ選手権にC車両で参戦しているスポーツコクピットジール代表の炭山さん。ダートラドライバーであり、またチューナーでもある。
「4G63との関係は長いよね、ギャランのころからだから。その前はパルサーに乗っていたんだけど、時代的な背景もあって、三菱車に移行。
エンジンそのものはチューニングすればいいことなんだけど、強度がダントツ。バランスもあるんだけど、とにかくポテンシャルが高い。4WDシステムよりも、エンジンや車両の強さに引かれた。
走るのが先か、いじるのが先かって聞かれれば、やっぱり走るほうが先かなぁ(笑)。コクピットで20年やっているけど、炭山自動車としてはドライバー歴と同じ30年になりますから。」
「30年……、ダートは飽きないね。ミニサーキットも走るの好きなんだけど、何ラップかすると飽きちゃうんだよね。その点ダートは同じ道がないでしょう。
ラリーは当時、コ・ドライバーの腕が試される計算的なものだったので、魅力を感じなかったな。今ならやるかも」
と炭山代表。根っからのドライバー気質だとわかる。
「全日本で走っているC車両は、エンジンチューンの自由度が高い。だから歴代エンジンを見ているけれど、いつのがベストだったということはなく、最新の4G63が間違いなくいい。すさまじい勢いで進化している。
ここで掲載している内容は、エボマガ紙面から一部内容を抜粋して掲載しています。「もっと読みたい!」というひとは、ぜひ本誌もチェックしてね! »
SPORTS COCKPIT ZEAL
炭山義昭
Sumiyama Yoshiaki
ドライバーとして競技に出ているからこそ、アフターパーツのよしあしについてしっかり考える。ベースとなる車両の特性をきちんと把握してこそのものだから、パーツを次から次へと取り付けやたらとハードな方向へと、ユーザーを引っ張るようなことはしない。話題のロールセンターひとつとっても、何�単位で走安性が変わってくるシビアなものだけに、慎重なスタンスを取ってユーザーにアドバイスするという。