ランエボのイメージが定着しているオリジナルランデュースですが、今振り返ってみると、エボとの出合いが数々のマシンを手がけてきたボクのチューナー人生の中で転機になっていますね。
それはたったひと言、「俺が乗ってるエボ速いよ……」というレーシングドライバー山田英二さんの言葉から始まりました。山田さんが言うエボといえば、そう、それはサイバーエボのことです。
自分自身、人に負けることが大嫌いで、人と同じことはイヤなタイプ。もちろんランエボに関しては無名なショップですけど、日本最速を目指すにあたり、今までやってきた自分で速いクルマを作ることのノウハウをすべて出し尽くし、圧倒的なポテンシャルを持つランエボを作ってみることにしたんです。
その姿勢は、自分のチューニングに対する方向性やノウハウがどの程度のレベルか確めるためでもありました。
数字(タイム)=プロドライバーのコメント=クルマの傷み方。それらを自分の理念と照らし合わせ、これをデータにランデュースは進化していきます。もちろん、そのノウハウは優れたベースマシンである、エボXに引き継いでいくのが使命でしょう。
カッコよく、速く、楽しく、ユーザーのみなさんにクルマ作りの基礎としていただけるように。そしてエボというすばらしいベースマシンを作った開発スタッフたちへの感謝のために、今後も妥協ないチューンを続けていきます。ここで掲載している内容は、エボマガ紙面から一部内容を抜粋して掲載しています。「もっと読みたい!」というひとは、ぜひ本誌もチェックしてね! »
ORIGINAL RUNDUCE
浅田浩文
Hirofumi Asada
タイムにこだわるというランデュースのコンセプトを守り、タイムを削るための手段を日々模索するベテランチューナー。エボを手がけての歴史はまだ浅いが、持ち前の研究熱心さと独創性で、トップクラスのタイムを歴代デモカーでマークしてきた。今後の目標は、もちろんエボXでのストリート仕様最速タイム樹立。春のハイパーミーティングでどのような活躍を見せてくれるのかに、今から注目しておきたい。
オリジナルランデュース
http://www.am-original.co.jp
TEL:086-464-0606