トップページチョイ読みコラム>スーパー耐久レース オーリンズランサーチーム監督 山田基裕
スーパー耐久の裏のウラ

第2回

「エンジンやミッションなど10tトラックに満載!
真夏のレースなのにストーブは必須アイテム!? 」

(C)ランサーエボリューションマガジン

今年で14回目となる国内最長の、そして日本で開催される唯一のロングディスタンスレース、それが「十勝24時間レース」。15時ジャストにスタートして翌日の15時まで昼夜問わず走り続けるこのレースは、ドライバー&レースカーのみならず、チームクルーにも最大級の負担を強いられます。

昨年は大きなトラブルもなく11号車がクラス1位、そして初参戦の12号車ワゴンもクラス5位入賞! これも決勝日の朝の準備からゴール後の片付けまで41時間不眠不休で戦い続けたチームクルー全員の結束力のおかげであり、キツイ戦いになればなるほどその喜びも大きなものになる。それがこの耐久レースの最大の魅力かも知れません。

普段のレースのおよそ6倍、約3000kmで争われる十勝24時間レース。当然長時間を戦うための事前準備もレギュラーシリーズの比ではありません。

レースカーも夜間走行に備えて補助灯やクラス識別用のルーフマーカー、さらに蛍光ゼッケンプレートを装着して「十勝スペシャル」にします。そしてエンジン&ミッションのみならず、AYCユニットやドライブシャフト・ハブベアリングなどの駆動系もすべて新品部品に交換し、長時間走行に備えます。

丸1日走り続ける十勝ラウンドでは、お客様やスタッフの食事も戦うための大切な要素。ケータリングの充実も、けっして欠かすことのできないものといえるでしょう。

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